CBDリキッドの吸いすぎは大丈夫?
CBDとは、カンナビノイドと呼ばれる成分の一種で、植物の大麻によって生成されます。
大麻由来とはいえ、CBDは気分の高揚や幻覚などのような症状を引き起こす成分ではありません。
CBDの安全性や効能は、WHOにおいても報告されています。
CBD製品はアメリカ・ヨーロッパを中心に販売されており、その効果は医療、美容、健康とった幅広い分野で期待されています。
アメリカでは難病性のてんかん治療薬として「エピディオレックス」が、大麻由来の成分を利用した医薬品としては初めて国の認可を得て処方されています。
現在、世界各国で臨床試験や研究によって、CBDが人体に対してどのように作用しどのような効果、効能が得られるのかを明らかにしようとしています。
CBDの特徴として効果の幅広さと、植物由来であるための副作用の少なさがあり、その効果がとても注目されています。
CBDには非常に多くの効果が期待されており、例として抗不安、抗菌、抗酸化作用、抗炎症作用などがあります。
以上に挙げたものでもほんの一部であり、これら以外にも実際に研究によって実証されている効果があります。
ただし、これらのうち多くはまだ十分に根拠があるとは言えず、これからの研究によってCBDの効果として認められることが期待されている状況です。
CBDの安全性はWHOの調査でも認められており、CBDの毒性は極めて低いことを示す研究もあります。
古い研究ですが1981年の研究を根拠にすれば、一日におけるCBDの平均的な摂取量の何百倍もの量を摂取することによって、やっと過剰摂取になると考えられます。
体重75?のAさんの場合、生命の危険にかかわる影響が出る可能性があるのは、数値上は短期間にCBDを約18,750?摂取した時です。
意図的に過剰な量のCBDを摂取しなければ、これほどの量を摂取することはありえないといっても良いでしょう。
CBDの副作用としては、疲労感、眠気、下痢、食欲減退、口内乾燥、血圧低下などが報告されています。
しかしこれらの副作用も、効果の体感と同様に個人差があると言われています。
医療目的などで多量の高濃度のCBDを摂取することで、副作用が出やすいといわれており、また、CBDの効果、効能が多岐にわたるため、良い効果といわれているものを副作用と感じてしまう人もいるようです。
たとえば、眠気や倦怠感、疲労感の原因が抗ストレス、リラックス効果である場合があるということです。